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カフェインの過剰摂取  

                               H29.8.

最近、カフェインの過剰摂取が話題となっております。少しカフェインについて考えてみたいと思います。

 

カフェインは中枢神経興奮作用があり、眠気防止や疲労感の軽減、鎮痛作用の増強等が期待できます。その目的で、医療用医薬品だけでなくOTC医薬品や滋養強壮ドリンク、炭酸飲料など様々なものに配合されています。またコーヒーや緑茶などの食品にも含まれています。


ただし、カフェインを過剰に摂取し、中枢神経が過剰に刺激されると、めまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。消化器官の刺激により、下痢や吐き気、嘔吐することもあります。妊婦が高濃度のカフェインを摂取した場合に、胎児の発育阻害(低体重)する可能性が報告されています。


日本では特に定められていませんが、海外の規制当局は、悪影響のないカフェイン最大摂取量について「健康な成人400mg/日、妊婦200300mg/日、小児2.5mg/kg/日」と規定しています。

コーヒーカップ一杯を150mLとすると、145杯のコーヒーを飲むと成人の上限量に届くことになります。

また成人では、一度に1g以上摂取すると中毒症状が表れる恐れがあります。実際に、1g以上2g未満で頻回嘔吐や血清カリウム値低下、2g以上で頻脈、心電図異常、振戦、硬直、筋肉痛の出現が報告されています。

では、滋養強壮ドリンクやエナジードリンク、食品にはどのくらいのカフェインが含まれているのでしょうか?

 

カフェイン中毒の予防には、カフェインを含有する薬剤や飲食物の重複摂取(併用)に注意することが重要です。カフェインを含む薬剤やOTC医薬品を飲むときは、コーヒーや目覚まし用の清涼飲料水の飲用を控えましょう。

またカフェインにはアルコール代謝促進作用がないため、酔い覚ましの効果は期待できません。飲酒時にカフェインを摂取すると、カフェインの興奮作用がアルコールの中枢神経系抑制作用をマスクして、急性アルコール中毒を誘発する恐れがあります。極めて危険なので注意して下さい。


 

参考資料日経ドラッグインフォメーション2016.05
農林水産省ホームページ        

                
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