冬の健康管理
1.感染症
冬の感染症で気をつけたいのが、インフルエンザ・感染性胃腸炎(特にノロウイルス)です。
①インフルエンザ
<特徴>
- 12-3月に流行。
- 低温(気温15-18℃)
- 乾燥(湿度40%以下)の環境を好む。
<症状>
- 感染から発症まで1-3日間。
- 突然の高熱・咳・喉の痛み。
<対策>
- ワクチン接種 12月上旬までに接種するとよいでしょう。
- 外出後の手洗い(アルコールによる消毒効果は高い)。
②ノロウイルス
<特徴>
- 感染力が非常に強い。
- 二枚貝に蓄積されているケースが多い。
<症状>
- 1-2日程度で治る。
- 下痢・嘔吐・発熱
<対策>
- 石鹸で手指をよく洗う。
- 二枚貝は中心部まで加熱(85-90℃以上で90秒間以上)。
- 感染した人の便・嘔吐物には触れない(塩素系漂白剤で消毒)。
2.寒さ対策
室内と外気の差をなるべく少なくしましょう。
外出時、マスクやマフラー、手袋等着用してから出ましょう。
入浴は40℃くらいの風呂に5-10分間位浸かりましょう。
3.水分補給
最近、水分補給していますか?
この時期、熱中症の危険性は去りましたが、水分補給の重要性は変わっていないのです。
<風邪対策>
ウイルスの侵入を防ぐと同時に、侵入したウイルスを痰や鼻水によって体外に出す作用を助けます。
風邪をひいたら、体からの水分排泄が多くなるので普段以上に水分を補給するようにしましょう。
加湿器を利用し、部屋の湿度を50-60%に保ちましょう。
マスクをすると、喉の保湿に効果的です。
<脳卒中・心筋梗塞予防>
水分摂取が少なくなると、血液濃度が上がり血管が詰まりやすくなります。
<忘年会・新年会の飲酒>
アルコール摂取には、利尿作用があります。飲みすぎると、脱水状態になります。